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 太平洋戦争中、日本の委任統治領だった南洋群島で亡くなった人たちを悼むため、沖縄に引き揚げた人たちでつくる「南洋群島帰還者会」は27日、サイパンの「おきなわの塔」で慰霊祭を開く。関係者の高齢化で50回目の今回が最後。宜野湾市の横田チヨ子さん(91)も、亡き兄らの供養に訪れる。

 横田さんは、自宅からバスで出かけるとき、窓から見える道路脇のタコノキに目がとまる。何げない光景だが、横田さんの心を75年前、2千キロ以上離れた場所へと運ぶ。サイパンで兄が亡くなった場所も同じような木が生える似たような場所だった。「ここを通るといつも思い出しますね」

 1944年6月に始まったサイパンの地上戦。家族と逃げていた16歳の横田さんは、米軍の機銃掃射でわきの下にけがを負った。「やられた」と叫ぶと、木のそばにいた20代半ばの兄が駆けつけてきた。

 その時、兄の元に砲弾が落ちた…

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