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 植物由来の天然有機化合物を、創薬などの素材に生かす研究に取り組んでいるのが徳島文理大の生薬研究所だ。所長の浅川義範教授(78)は、約4億年前から地球で生きてきたといわれるコケの研究を約50年にわたって続けている。筋肉を弛緩(しかん)させる成分や抗がん、抗酸化、抗肥満、抗マラリアなどの化合物を次々と発見し、近年は製薬に加えて、化粧品の原料などとして、コケの香りを生かす研究も進めている。

 研究所の一室。蛍光灯の下に並ぶプラスチック製のトレーの中で、コケが培養されていた。浅川教授は「動物に食べられることもなく生き永らえているのだから、何らかの防御物質を含んでいるのでは、と思った」と研究を始めたきっかけを語る。

 大きな武器となったのが、1979年に導入された最先端の分析機器、核磁気共鳴装置(NMR)だ。当時、日本に3台しかない高価な機器だったが、「理事長や当時の学部長を説得して導入してもらった」と振り返る。

 成果が実り、浅川教授は97年…

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