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 ドイツの新興右翼政党が、かつて東ドイツだった地域で勢いづいている。経済が振るわず、政府への不満が強いことが土壌となり、ポピュリズム的な主張が受け入れられている。この地域で9月と10月に行われる三つの州議選を足がかりに、全国的にも党の影響力を強める狙いだ。(ベルリン=野島淳)

 東部の古都ブランデンブルクで8月中旬、新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が開いた集会で、多くのドイツ国旗がはためいた。

 「1989年、あなた方は自由のために闘い、成功した」。広場に集まった約300人の前で、ガウラント共同党首(78)が引き合いに出したのは、30年前のベルリンの壁の崩壊につながった旧東独の民主化運動だった。30年前の「成功体験」は、旧東独の人たちの自尊心をくすぐるようだ。

 当時の合言葉だった「我々が人民だ(Wir sind das Volk)」といった言葉や、この運動そのものを表した「転換(Wende)」の文字がAfDの青い垂れ幕に揺れていた。

 ガウラント氏は「東西統一後、東は仕事を西に奪われ、住民は二級市民に追いやられた」と語り、それを進めたのが与党キリスト教民主同盟(CDU)だと指摘。長期政権のCDUをかつての東独の独裁政権になぞらえ、「不快なメルケル政権を打破しよう」と訴えて大きな拍手を浴びた。

いない難民を糾弾

 2013年にできたAfDの党…

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