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 警視庁の警察無線でのやり取りとみられる音声が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開された事件で、音声は山梨県警の50代の元男性警部補=山梨県=が現職当時に実際のやり取りを傍受し、知人に売った録音データだったことが捜査関係者への取材でわかった。

 録音データはパート従業員男性(41)=静岡県=に譲渡され、この男性から購入したアルバイト男性(49)=岩手県=が投稿したという。警視庁は23日、2人を無線通信の秘密を漏らしたとする電波法違反容疑で書類送検し、発表した。

 保安課などによると、元警部補は2009年8月、東京都八王子市内で職場の専用機器を使い、ひき逃げ事故をめぐるやり取りなど約8時間分を傍受。録音して知人の50代の自営業男性=兵庫県=に売ったという。捜査関係者によると、捜査1課の所属だった12年に転売目的で職場の備品を盗んだとして窃盗容疑で逮捕され、懲戒免職になったという。

 パート従業員男性は昨年9月、自営業男性から入手した録音データをアプリで販売し、購入したアルバイト男性は昨年11月、ユーチューブに投稿した疑いがある。元警部補と自営業男性は公訴時効(3年)が成立しているという。