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 映画監督の河瀬直美さんがエグゼクティブディレクターを務める「なら国際映画祭」の一環で、中学生らに映画を制作してもらう「ユース映画制作ワークショップ」が奈良市で進められている。完成した映画は9月16日に同市ならまちセンターで無料上映される。

 映画制作に取り組んでいるのは県内外の中学生ら9人。4人と5人の2班に分かれ、それぞれ映画監督の藤元明緒(あきお)さんの指導を受けながら、15分ほどの短編映画をつくっている。4人の班は23日、奈良市の「ならまち格子の家」で撮影に臨んだ。「どう思う?」「1回撮ってみよう」などと話し合いながら、カメラを回した。就職活動中の大学生が女神に悩みを打ち明けるというあらすじだ。

 河瀬さんの映画が好きという迎実優(むかいみゆう)さん(15)=京都府京田辺市=は「周りの人の意見を採り入れ、抽象的だったアイデアが具体的になっていくのがおもしろい」と目を輝かせていた。藤元さんは「僕らが全部教えるのではなく、子どもたち自身で、映画とは何かということを発見してもらいたい。能力の高さに驚いている」と話した。(根本晃)