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 全国に展開する静岡市発祥の洋菓子店「キルフェボン」の静岡店(同市葵区両替町)が、今月末で一時休店する。再開時期は決まっておらず、現在地に残るか移転するかも未定という。全国的な知名度のある店だが、発祥の地ではしばし姿を消すことになる。

 名物である果物のタルトが並ぶ静岡店のショーケースには今月初め、「一時休店のお知らせ」が貼り出された。同店は市役所に近い繁華街にあるビル1階のテナントで、運営会社「ラッシュ」によると休止の理由は「施設や店内の老朽化」という。リニューアルを検討しているが、時期は未定で、「現在地に残るか移転するかも決まっていない。クリスマス前には再開できるよう調整している」としている。

 キルフェボンは1991年10月、現在の葵区七間町に1号店が開店。96年に東京の南青山、98年に代官山に出店して人気に。現在は浜松や東京・銀座、大阪や福岡などに10店舗がある。

 静岡店は2002年に静岡市内の2店舗が合併して現在地に移転。「本店」や「1号店」という呼称ではないが、同社は「発祥の地にある店として地元の方に愛されている店」と位置づける。広報担当者は取材に対し「なるべく早い時期に再開したい」と話した。(矢吹孝文)