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 妖精から総理大臣まで幅広くこなし、近年驚くほど多くのドラマや映画で見かける遠藤憲一さん。取材中、印象的だったのは、遠藤さんの感情豊かな目だ。突然、記者の取材ノートを手にした時、「女房」から禁酒を言い渡されたことをぼやく時……遠藤さんの目は色んな表情を見せた。

 記者の記憶の限りでは、これまでに「遠藤憲一の恋愛シーン」はあまり見覚えがない。だから「それぞれの断崖」(フジ系、土曜夜11時40分)で、禁断の愛に溺れるその姿を見るとどきまぎしてしまう。

 演じるのは、息子を殺された父親であり、あろうことか犯人の母親との愛に翻弄(ほんろう)される男・志方恭一郎。どろどろとした愛憎劇「昼ドラ」を生んだ東海テレビが仕掛けたと聞いて納得する、ヒューマン・サスペンスだ。

 「こんなに感情が混じり合う作品をやるのは、テレビで初めてかも」。オファーがあった時、「これは手を出してはいけない作品」だと思ったという。少年犯罪をベースに、主人公が救われない愛に落ちていく「共感を呼ばない」物語。視聴者の喜ぶ顔が見えづらく、正直怖かった。「主演のプレッシャーもでかいし、本当はヤダ!」と周囲を笑わせながら、「でもこの作品を映像化しようとする人たちの根性がすごいし、それを見て、俺もどこか守りに入ってたなと気付かされた」と話す。

 主演として、この愛憎劇をのぞ…

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