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 アマゾンの熱帯雨林で記録的な大規模火災が続く南米ブラジルのボルソナーロ大統領は23日、消火活動や火災の原因と指摘される違法な森林伐採を防ぐ監視活動のために軍を出動させると発表した。ボルソナーロ氏は森林伐採については放置する姿勢で、火災についても「消火する資金がない」と消極姿勢だったが、国際社会から非難され、方針転換を余儀なくされた。

 ボルソナーロ氏は23日、動画で声明を発表し、「(私は)アマゾンへの深い愛がある。森を守るのは私たちの義務だ。違法な伐採や森林火災と闘う」と宣言した。23日付の官報によると、政府は24日から1カ月間、州知事から要請があれば、軍を派遣して消火活動や違法伐採を防ぐ監視活動に従事させる。

 ブラジルの環境監視機関によると、アマゾンでは今年、昨年比で8割ほど森林火災が増えており、開発を容認するボルソナーロ氏の姿勢が一因と内外で批判されてきた。24日に開幕する主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、議長のマクロン仏大統領がアマゾン森林火災への対応を議題に取り上げるとしている。

 ボルソナーロ氏の声明発表前、最大都市サンパウロでは抗議集会が開かれ、1千人ほどが集まった。「アマゾンは助けを待っている」と書いたプラカードを掲げて参加した大学生のイビ・アルブケルケさん(18)は、「やるべきことを大統領は何もやっていない」と語った。(サンパウロ=岡田玄)

アマゾン急速消失「大統領の姿勢の問題」

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