[PR]

 全都道府県に公立夜間中学の開設を求める「第38回夜間中学増設運動全国交流集会in埼玉」が24日、さいたま市浦和区の埼玉会館で始まった。今年は埼玉県川口市と千葉県松戸市に22年ぶりに新設校が開校。この2校に通う生徒2人が友達ができて楽しい学校生活を送っていることを報告した。

 この日は全国各地にある自主夜間中学を運営する市民団体や公立夜間中学の先生や生徒ら約100人が集まった。茨城県常総市、徳島市、相模原市、札幌市でも開校の準備が進められていることなどが報告され、続いて松戸市立第一中みらい分校に通う倉持晴一さん(47)と川口市立芝西中陽春分校の磯まいこさん(27)が新設校での学校生活について話した。

 倉持さんは「いじめにあい精神的に苦しい時期が続いた。でも学校に通うようになって友達ができて、あいさつできたり、自分から話しかけたりできるようになった」。磯さんは入学式に横断幕を持って駆けつけてくれた自主夜間中学の仲間に感謝を述べ、「自主夜間中学は日によって来る生徒が違うが、公立夜間中学は毎日同じ生徒と席を並べているので友達がたくさんできた。みんなで食事に行くことも多くなり、通うのが楽しい」と語った。

 25日は全国各地の自主夜間中学や施設利用の実態などについて討論し、公立夜間中学新設のきっかけとなった教育機会確保法見直しについての要望書をまとめる。(堤恭太)