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 有機農業の魅力を発信する「オーガニックフェスタinあきた」が24日、秋田駅前のアゴラ広場などで開かれた。2010年から始まったこのイベントは、今年で10回目。主催者らは、有機農業が秋田に定着してきたことを実感している。イベントは25日まで。

 生産者約30人が、取れたての野菜や加工食品を販売するほか、有機栽培の農産物を使った飲食店10店舗も出店する。これまでは秋田市のポートタワー・セリオンで実施していたが、今年初めて秋田駅前に進出した。生産者は「人通りが多いので、よりたくさんの人に見てもらえる」と喜ぶ。

 イベントの代表を務める農家の矢嶋浩二さん(49)は、「10年前は、県内にどれくらいの有機農家がいるのか、(有機栽培の農産物を)求めている人が秋田にどれくらいいるのか分からず、手探り状態でスタートした」と話す。イベントを通じて生産者同士がつながり、さらに消費者の顔も見えた。「出店する生産者には、消費者に『この人の作った物を食べたい』と思ってもらえるような機会にしてほしい」と願う。

 この日、母と一緒にイベントを訪れた永井明華(あすか)さん(17)は、「あの人の作るトマトがおいしくて」、4、5年前から毎年来ているという。種類豊富なミニトマトを一つ一つ手にとり、袋いっぱいに買っていた。(野城千穂)