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 第一線の研究者が中高生に最先端の科学を解説する「朝日やさしい科学の教室」(朝日新聞社主催、クボタ協賛)が24日、大阪市の中之島会館で開かれた。52回目の今回のテーマは「人はなぜ宇宙を目指すのか」。宇宙飛行士の毛利衛さんと神武(こうたけ)直彦・慶応大学教授(宇宙システム)の話に、関西を中心とした中高生262人が耳を傾けた。

 毛利さんは、スペースシャトルで取り組んだ実験について話した。宇宙空間では水が球となって浮かんだり、リンゴをむいた皮が地上でむいた時と違った形になったりしたという。神武さんは、人工衛星によって得られた位置データを東南アジアの農業に活用した例を紹介。宇宙技術は、国連の提唱するSDGs(持続可能な開発目標)にも貢献すると説明した。

 豊中市の米内(よない)俊貴さん(16)は「広い視野を持つことの大切さを知ることができた。将来は宇宙関係のエンジニアになりたい」と話した。(鈴木智之)