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 全国の過疎地などで活躍する若手の医師らを表彰する「第6回やぶ医者大賞」の表彰式が24日、兵庫県養父市広谷の市立ビバホールであった。熊本県小国町の小国公立病院副院長の片岡恵一郎さん(49)と三重県鳥羽市の市立神島診療所長の小泉圭吾さん(41)の受賞者2人が記念講演し、地域医療への思いを語った。

 同賞は、「やぶ医者」の語源が地元の名医だったとされる養父市が、地域医療の発展のために2014年度に創設。受賞者は今回で計11県12人となった。

 高齢者らの包括的なケア体制のネットワークを立ち上げたことなどが評価された片岡さんは「小さな国の藪(やぶ)の中で~小国らしさの模索~」と題して講演。東日本大震災を機に、地域を守ろうと大学の研究者から地域医療に飛びこんだ自らの経歴を説明し、「小国に残るコミュニティー力が評価された」と喜んだ。

 小泉さんは、離島の神島でNPOを立ち上げ、空き家を高齢者の集う場として利用し、生活支援に力をいれる。「ステキな神島と、その未来。」と題した講演では、へき地医療は「天職」と語り、「島の人のためにやれることは何でもやりたい。高齢者が望むまで島で暮らせるようにするのが私たち若者の役目」と話した。(今林弘)