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 アマゾンの熱帯雨林で深刻化する大規模火災をめぐって、ブラジルのボルソナーロ大統領とフランスのマクロン大統領の舌戦が過熱している。互いに相手を「うそつき」とののしる泥仕合になっている。

 きっかけは23日のマクロン氏の発言だ。仏AFP通信によると、マクロン氏はボルソナーロ氏について、6月に大阪で開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で「私にウソをついた」と非難した。

 マクロン氏によると、ボルソナーロ氏はG20サミット中の両者の首脳会談で「(温暖化防止の国際ルールの)パリ協定から離脱しない」と述べて、温暖化防止に取り組むことを約束したという。

 ところが、ボルソナーロ氏はアマゾンの乱開発を容認し続け、火災が起きても当初は「火事を消す資金がない」と消極姿勢だったことから、今回の「ウソ」発言につながった。

 これに対し、ボルソナーロ氏は猛反発。特にマクロン氏が22日に「我々の家が燃えている」とツイートし、添付した森林火災の写真が、2003年に死亡した写真家によるものと判明したためだ。少なくとも今回の火災と無関係とわかったことで、ボルソナーロ氏は23日、「ブラジルへの憎しみをあおるため、我々は前世紀の写真を投稿したりしない」とツイートして皮肉った。

 24日から仏で開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)で議長を務めるマクロン氏は、アマゾン火災をG7サミットの議題にすると決定。23日に出した声明で「アマゾンのよい統治方法をサミットで見つけたい」と強調した。これを受けて、ボルソナーロ氏が再び反発するのは必至とみられる。(ビアリッツ=疋田多揚)