【動画】特産のブシュカンを使った「ぶ酎ハイ」を楽しむお座敷列車=笠原雅俊撮影
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 旬を迎えた特産のブシュカンを使った「ぶ酎ハイ」を楽しむお座敷列車「ぶしゅかんトレイン」が24日夕、高知県四万十市と宿毛市を結ぶ土佐くろしお鉄道宿毛線を走った。乗客たちは、清流四万十川に架かる鉄道橋上で「ブシュカン最高」と乾杯した。

 酢ミカンの一種のブシュカンは、爽やかでさっぱりした風味が特徴で、四万十市民が古くから食してきた。地元ではユズ以上に親しまれている。魅力をPRしようと四万十ぶしゅかん生産者組合が毎年開いている「四万十ぶしゅかん解禁祭」の一環で、今年は貸し切り列車を舞台に企画した。

 申し込んだ市民ら30人を乗せた列車は約2時間かけて往復。途中、四万十川の橋の上で約20分停車した。乗客たちはコップに注がれたぶ酎ハイを手に「ブシュカン大好き」「ぶ酎ハイ最高」と一斉に飲んだ。地元で活躍する男性シンガー・ソングライター堀内佳(けい)さんがギターを弾きながらブシュカンの応援ソング「禁断の果実」など3曲を歌った。

 四万十市の岡村志保さん(48)は「ブシュカンには子どものころから慣れ親しんでいました。好きな四万十川を見ながら飲むぶ酎ハイはおいしいですね」。生産者組合の伊与田真哉組合長(52)によると、市内では35軒の農家が栽培しているという。「ブシュカンのおいしい魅力を全国の人に知っていただきたいです」と話していた。(笠原雅俊)