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 日米貿易交渉は25日、首脳同士の合意にこぎ着けた。9月にも正式に署名する見通しだ。4月に閣僚級による本格的な協議が始まって半年足らず。「スピード決着」の背景には、来年秋の大統領選に向けて成果を急ぐトランプ米大統領の焦りがあった。交渉が長引きすぎることでの「トランプ・リスク」を警戒する日本の思惑とも合致した。

 25日、仏ビアリッツ。トランプ氏と異例となる1日で2度の首脳会談を終えたあとの記者会見で、安倍晋三首相は「農産物と工業製品の中核について合意に達した」と話した。

 同じ会見でトランプ氏は「安倍首相は、日本が米国産の余っているトウモロコシを買うことにも合意した」と強調した。「米農家は中国の不正な行為を受けてきた」とも話し、中国との通商紛争で打撃を受けてきた米農家が、今回の合意で損失を取り戻せるとのアピールに余念がなかった。

 今回の貿易交渉が始まったきっ…

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