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 国土交通省は10月から、鉄道運転士の乗務前後の検知器による飲酒検査を義務づけ、少しでもアルコールが検知された場合の乗務を禁止する。ストロー式などで不正がしにくい検知器の使用や検査記録の保管も求める。10月に関連する通達を改正し、鉄道各社に速やかな対応を求める方針だ。

 国交省によると、鉄道運転士の飲酒運転はこれまでも禁止されていたが、飲酒検査の義務づけや統一の数値基準はなかった。すでにほとんどの鉄道会社が検知器を使った乗務前の飲酒検査をしているが、パイロットなど公共交通機関の乗務員の飲酒問題が相次いだことを受けて、明確な基準を作ったという。呼気1リットルあたり0・09ミリグラム以上のアルコールのある状態で運転した場合は、免許を取り消すことも決めた。(贄川俊