[PR]

 柔道の世界選手権第3日は27日、東京・日本武道館で行われ、男子73キロ級の大野将平(旭化成)が2015大会以来、3度目の優勝を飾った。

 文字通りの圧勝だった。決勝の相手は金メダルを獲得したリオデジャネイロ五輪の決勝でも対戦したアゼルバイジャンのオルジョフ。長身の相手を得意の内股ではね上げ、この日の6試合全てで一本勝ちを果たした。

 それにしても、まさに全身がバネだ。けんか四つの組手は相手に内側から襟を持たれて、決して有利ではなかった。それでも、相手の足が横に動いた瞬間に一度フェイントをかけるようにして、体全体で相手のまた下に入り込んだ。

 太ももで相手を持ち上げると、次の瞬間には両腕でまくる。全ての一連の動作が瞬時に行われた。日本柔道界のエースは、相手を完全に投げる天才だ。完璧な技を披露して来年の五輪連覇を視界にとらえた。(竹園隆浩)