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 「地球の肺」とも呼ばれる世界最大の熱帯雨林アマゾンで、記録的な森林火災が続いています。仏南西部ビアリッツで26日まで開かれていた主要7カ国首脳会議(G7サミット)でも議題として取り上げられ、国際社会が消火活動や森林の持続可能な開発に向けて支援することで合意しました。俳優のレオナルド・ディカプリオ氏を始め、各国の著名人からもソーシャルメディアで保護を訴える投稿が相次ぎ、世界的な問題になっています。アマゾンの火災は今年に限らず、毎年発生していて被害が深刻化しているようです。現地をよく知る専門家は、根深い問題が背景にあると言います。

 アマゾンは日本の国土の約15倍に及ぶ面積550万平方キロメートルで、ブラジルやペルー、コロンビアなど南米7カ国に広がり、地球上の熱帯雨林のおよそ半分に相当します。地球上の酸素の2割を生み出しているといわれ、多様な動植物が暮らす生物の楽園です。

 実はアマゾンでは4~10月上旬の乾期に頻繁に火災が発生し、毎年、広大な面積の森林が消え去っています。今年、特に注目が集まったのは、例年に比べて記録的なペースで火災が発生していることに加え、ブラジルのボルソナーロ大統領が「資金がない」として、消火に消極的な姿勢を見せていることが大きいようです。

 ブラジル国立宇宙研究所(INPE)によると、今年1月以降のアマゾンでの森林火災の件数は3万9千件を超え、昨年の同時期よりも8割増加。焼失面積も8割増え、福岡、佐賀、長崎、熊本各県の合計面積とほぼ同じ約1万9千平方キロメートルが焼失しました。

以前は自然に消火

 現地で何が起きているのか。アマゾンの先住民族保護区で森林火災を防ぐ消防団を育成するプロジェクトを立ち上げ、8月19日から9月7日まで現地を訪れている日本のNPO「熱帯森林保護団体」(RFJ)の外部委託スタッフ、下郷さとみさんに電話で話を聞いてみました。

 下郷さんはアマゾンの火災につ…

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