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 安倍晋三首相は26日夕(日本時間27日未明)に訪問先の仏南西部ビアリッツで行った記者会見で、主要7カ国首脳会議(G7サミット)でトランプ米大統領が主張したロシアのサミット復帰について「世界のさまざまな課題について大きな責任を有する国々のリーダーたちが徹底的に話し合い解決策を見いだしていくのがG7。そのためには、ロシアの建設的な関与が欠かせない」と述べ、前向きな姿勢を示した。

 首相は9月にロシア・ウラジオストクで開かれる東方経済フォーラムで、プーチン大統領と会談する予定。「G7とロシアの対話の再開に向けて他の首脳たちとこれからも議論を重ねたい」とも述べた。

 ロシアは2014年、隣国ウクライナのクリミア半島を一方的に併合したことを理由に当時のG8から排除された。河野太郎外相は27日の閣議後会見で、クリミア併合を認めない立場は変わらないと指摘。ロシアの復帰は「考えられないことではないが、諸般の条件が整うのにどれくらいの時間がかかるかは分からない」と話した。(田伏潤=ビアリッツ、小野甲太郎)