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 Q 9月20日に始まるラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会に出場する日本代表の選手が決まったね。

 A ニュージーランド出身のリーチ主将ら31人が選ばれ、初の8強入りを目指す。今回、海外出身の選手は15人と歴代最多になった。海外出身の選手が代表に選ばれるのは、ほかの国でも珍しいことではない。

 Q なぜ日本代表なのに海外の選手が入れるの?

 A 五輪競技の代表には国籍が必要だけど、ラグビー界は国や地域との縁も大切にしている。両親や祖父母の1人がその地域で生まれたり、本人が3年以上続けて住んだりした場合も代表資格を得られる。リーチ主将をはじめ、日本での暮らしを気に入り日本国籍を取る選手もいるよ。

 Q いろんな国から来ているんだね。

 A 1980年代に大東文化大学が、ラグビーの盛んなトンガから留学生を受け入れたのが先駆けだ。近年は日本の競技レベルが上がり、選手が集まっている。今回は強豪の南アフリカ育ちの選手も選ばれた。

 Q 言葉が違い、まとまるのは大変じゃないの?

 A 日本代表は「ワンチーム」というスローガンを掲げている。最近もリーチ主将が、87年の第1回大会に出場したトンガ出身の名選手、ラトウさん(54)の話を試合前に仲間に伝えた。「彼が来なかったら、僕らもいなかった。彼が残したレガシー(遺産)は素晴らしい」とね。折に触れてチームの歴史や日本の文化などを語り合い、結束力を高めているんだ。

 Q 日本代表が活躍すれば大会も盛り上がるね。

 A 4年前の南アフリカ戦は「スポーツ史上最大の番狂わせ」と言われた。最後に日本が挙げた逆転トライは、日本、トンガ、ニュージーランドの出身選手がパスをつないで決めた。チームが一つになれれば、きっといい成績を残せるよ。(森田博志)