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 神戸の下町で、路地の先に見つけた小さな市場の入り口。この迷路のような古びた市場が、客であふれかえる日がある。

 下町情緒が漂う神戸・長田。JR新長田駅前は阪神・淡路大震災後の再開発で近代的なビルが並ぶが、海側へ足を延ばすと、かつての面影が残る。

 その一角の丸五(まるご)市場は、民家の並びや路地裏の所々に入り口があり、まるで迷路か秘密のトンネルのよう。細い通路の両側にひしめく店舗の多くは、シャッターが閉じたままだ。

 「昔はごった返して、何でもそろう市場やった」。西村鶏肉店の2代目店主で丸五市場事業協同組合理事長の西村政之さん(75)はふり返る。1918(大正7)年に前身の市場が開場した。30年代、五つの組合が一つになり「丸五」に。高度成長期には、約130店が軒を連ねていたという。

 95年の震災では、周辺の商店街が次々と焼失するなか、定休日だったことなどの偶然が重なり、火災を逃れた。直後は買い物客が詰めかけたが、閉店が相次ぎ、今は11店しかない。

 そんな市場が、歩けないほどの…

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