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 空間に「非日常性」を――。そんな目的で4年前にできたばかりの長野市第1庁舎・芸術館を、5千万円かけて改修するという今年度事業に、市議会から「高すぎる」「必要か」など疑問の声が上がり、市が再検討している。市民からの要望が強い「スムーズな動線」の整備など、事業費は必要最小限に抑える方針だ。

 今年度予算に盛り込まれた事業は、第1庁舎・芸術館1階空間装飾デザイン工事。建物は、旧庁舎の全面建て替えにより、2015年に完成し、16年1月に開庁した。1階フロアがつながっている芸術館は同年5月に開館した。総事業費は約161億3千万円。

 1階フロア(約5300平方メートル)には複数の出入り口があるが、「(三つある)各ホールへの行き方がわかりにくい」「芸術館らしい雰囲気が乏しい」などの声が開館当初から数十件寄せられているという。多くの仮設看板などが掲げられているものの、十分に整理されず雑然とし、各ホールへの動線をわかりにくくしているというのが市の見解だ。

 こうした状況が、コンサートやイベント前の来館者の「わくわく感や期待感、高揚感といった非日常性」を損なっているとし、各ホールへストレスなく行けるよう、わかりやすく、すっきりした案内表示の整備が必要としている。だが、市議会では案内表示の設置ならば、「5千万円は高すぎる」など最大会派の議員からも異論が出た。

 また、今回の事業では、公共施設整備の適正や必要性などを審査するために市が18年度から導入した手続きを踏んでいないことも判明した。「公共施設整備事前協議制度」は、予算要求予定額が130万円超を対象としており、今回のような改修工事では事業の優先順位付けをし、予算化に向けた資料とされる。

 倉石義人総務部長は6月議会で…

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