[PR]

 長崎市と福岡・博多を結ぶJR九州の特急かもめは始発から運休し、長崎駅(長崎市尾上町)には、改札前に運休や減便を知らせる掲示が出された。長崎から身動きがとれなくなって戸惑う利用客の姿もあった。

 岡山県から長崎に出張中だった会社員の神谷鷹男さん(34)は、合流予定だった上司が福岡から来られなくなったといい、「明日も佐世保で仕事があるが動けない。別の交通手段も考えなければ……」。福岡空港経由で夏休みの旅行に行く予定だった長崎市の男子大学生(20)は「鉄道もバスも動いていないので集合時間に間に合わない。復旧を待つしかないです」と途方に暮れていた。

 JR博多駅も混乱した。長崎市である就職活動の企業説明会に向かっていた愛媛大3年相原遥さん(20)は27日午後9時に夜行バスで松山市を出て、28日午前7時に福岡市に到着。バスを乗り継いで長崎市に向かう予定だったが、運休となった。JRを利用しようと博多駅に来たという。「就活はお金がかかるので安くしようとバスで来た。運賃とホテル代はすべて無駄になってしまった」と疲れた表情で話した。