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 全域に避難指示・勧告が出された長崎県佐世保市。避難勧告の対象地域にある避難所の市立中里小学校の体育館には27日夕から住民が避難し始めた。大雨特別警報が出された28日未明からはさらに増えて午前10時半現在、9世帯22人に。支給されたマットの上に横たわるなどして過ごした。

 農家の男性(72)は渋る母親(92)を説得して妻や孫娘ら計5人で避難した。「昨日の夕方、近くの用水路や排水路があふれ返り、かつてないほど冠水していた。避難は初めてだが、夏休みで預かっている孫娘2人への責任もあるし……」と不安そうに話した。

 71歳と68歳の夫婦は、未明に携帯電話のアラーム警報で目覚めた。市内に住む長女から「早く逃げて」と勧められ、着の身着のままで来た。「川がすぐ近くにあるから心配してくれたんでしょう。昨日の夜半に川を見た時、だいぶ水位が上がっていた」と話した。