[PR]

(28日、プロ野球 西武10―8日本ハム)

 36歳になっても、「おかわり君」の一振りの怖さは健在だ。

 八回表の途中で日没コールドゲームとなった釧路での一戦。西武の中村が2本塁打を放ち、暗くなり始めた六回には敵失を誘う投手強襲安打で逆転勝ちを呼び込んだ。

 一回は浮いた村田のフォークをとらえ、左翼席へ2点本塁打。2本目は同点の四回2死一、三塁で初球のフォークを中堅へ運んだ。力みのないスイングで「2本ともいい打撃ができた」。1点を追う六回2死一、二塁では打球が投手の足に当たり、三塁手が一塁へ悪送球。その間に2者がかえって逆転した。

 山川に代わり、今月から2年ぶりに4番を務める。本塁打王を6度、打点王を3度獲得したベテランはここ数年、ケガに悩まされてきた。強いスイングを維持するため、構える手の位置を試行錯誤するほか、打撃時には手を引き上げることでスイングスピードを上げている。

 この日、5打点を稼いで今季は99打点。2015年以来の100打点が見えてきた。「(打点は)考えていないです。今日は何とか勝てて、3連勝できるようにがんばる」。勝利だけを求め、バットを振り続ける。(坂名信行)