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 東日本大震災の被災地を訪問し、住人らと交流した県立舞子高校環境防災科3年の藤原祐弥さん(17)が28日、母校の駒ケ林中学校(神戸市長田区)で防災をテーマに授業を行った。後輩らに、記憶の風化を防ぐ大切さを訴えかけた。

 藤原さんは、全国の高校生約50人からなる防災ジュニアリーダーの一員として、児童74人、教職員10人が津波で犠牲になった宮城県石巻市の旧大川小などを訪れ、生存者らの話を聞いた。授業では、児童が学校側の誘導で避難中に被災した経緯や、被災者による「語り部」活動の様子を、写真も交えて説明した。

 授業を受けた小林恭也さん(14)は「先生でも間違えることがあると分かった。一人ひとりの防災意識の大切さを実感した」と話した。藤原さんは「阪神・淡路大震災の記憶も薄れている。被災地で学んだことをアウトプットすることが、本当の防災につながる」と話した。(後藤遼太)