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 日本陸連は28日、今年6月の日本選手権の女子100メートル障害予選で失格した金井まるみ(青学大)について、「不正スタートの判定について誤りがあった」と公表し、失格を取り消した。ただし、再レースは行われない。大会から2カ月後にこうした判断が下されるのは異例のことだ。選手側や大会を主管した福岡陸協への聞き取りなどに時間を要した、という。

 日本陸連によると、スターターら2人が目視で不正スタート(フライング)と判定した。日本選手権など主要大会では、スターティングブロックの足を置くプレートにかかる圧力の変化を検出する機械での判定を目視よりも優先している。今回は、スタート動作開始前の腰の上げ下げによる微動は認められたが、不正スタートに当たらなかった。スターターらがモニターによる圧力波形の見方を正しく理解していなかった、という。

 同選手権では男子110メートル障害準決勝でも有力選手が失格になったが、こちらは問題がなかったという。日本陸連は「金井選手および関係者におわび申しあげる。今後、同じような事態が生じないように万全の体制を構築する」としている。