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 東海3県の書店員らが投票する「第3回日本ど真ん中書店大賞」の表彰式が28日、名古屋市内であった。小説部門、ご当地部門があり、小説部門の大賞にSKE48の人気メンバーだった俳優の松井玲奈さんのデビュー作「カモフラージュ」(集英社刊)が選ばれた。

 松井さんは愛知県豊橋市生まれ。4月に出たデビュー作は、食にまつわる6編を収めた短編集で、どこか陰のある訳ありの人たちを描く。松井さんは「子どものころから本が大好きだったので受賞はとてもうれしい。今後は長編やトリックを絡めたものなど、いろんなタイプの小説を書いてみたい」と話した。

ご当地部門で久住さん受賞

 ご当地部門は3県それぞれ選ばれた。愛知は、豊橋市美術博物館学芸員の久住祐一郎さんが4月に出版した「三河吉田藩・お国入り道中記」(集英社インターナショナル刊)が受賞。江戸時代の古文書を読み解き、地元の吉田藩の参勤交代の実態に迫った。久住さんは「地域の歴史を知ってもらう仕事をしているので、選んでいただき大変うれしい」とあいさつした。

 ご当地部門の岐阜には、かのうゆきさんの「奇跡は段ボールの中に」(中部経済新聞社×ZENSHIN刊)、三重は堂場瞬一さんの「帰還」(文芸春秋刊)がそれぞれ選ばれた。

 同賞は2017年にスタート。今年は約350人が、過去1年間に出版された本の中から選んで投票した。(滝沢隆史)