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 子どもに電気ショックを与えて虐待したとして、暴行と傷害の罪に問われた北九州市小倉南区の無職後藤孝宏被告(46)に対し、福岡地裁小倉支部は28日、懲役2年保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 判決によると、後藤被告は2月26~28日、自宅で長男(当時11)に犬のしつけ用の通電装置で電気ショックを与えて手の甲にやけどを負わせ、長女(同17)と次女(同13)にも電気ショックを与えた。被告が定めた家庭内のルールを守れなかったことへの罰という。

 松村一成裁判官は、被告の教育方針について、独善的で罰の方法も常軌を逸していると指摘。「日常的に繰り返された悪質な虐待行為の一環」と述べた。

 一方、罪を認めて反省し、子どもたちと距離を置くと約束していることなどから執行猶予付きの判決とした。言い渡し後、松村裁判官は後藤被告に「身の回りの人を、一人の人間として尊重できるよう努力して下さい」と語りかけた。(狩野浩平)