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 皮膚や臓器の表面で、細胞をつなぐ場所に2種類の関門の構造があることが分かったと、生理学研究所(愛知県岡崎市)などが発表した。皮膚などの病気の発症メカニズムの理解につながる可能性がある。

 皮膚や臓器の表面は「上皮組織」と呼ばれる細胞のシートで覆われ、中と外を遮断している。上皮組織で細胞同士を密着させて隙間をふさいでいる「クローディン」と呼ばれる膜たんぱく質の役割を詳しく調べようと、研究チームは、イヌの細胞を使い、クローディンを失った細胞を作った。その結果、ナトリウムイオンなどの小さな物質が通ることが分かった。一方で、たんぱく質などの大きな物質は通過しなかったという。

 そこで「JAM(ジャム)―A(エー)」という別の膜たんぱく質に着目。クローディンとJAM―Aの両方を失った細胞を作ったところ、大きな物質も通過したという。

 研究チームは、JAM―Aは大…

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