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 「蟹工船」など北洋漁業の先駆者として知られる今治市の実業家、八木亀三郎(1863~1938)の評伝「伊予が生んだ実業界の巨人 八木亀三郎」が出版された。同市の地域史研究家、大成経凡(おおなるつねひろ)さん(46)が執筆した。一昨年に見つかった亀三郎の関連資料をもとに、熱心なキリスト教徒であり、船員を大事にした亀三郎の実像や、負のイメージを持つ「蟹工船」の異なる側面を描き出した。

 亀三郎は現在の今治市波止浜地区にあった、製塩業と海運業を営んだ商家「升屋」の長男として生まれた。ロシア沿海州でサケ・マスをとる北洋漁業に乗り出し、他に先駆けて母船式の「蟹工船」を始めた。今治瓦斯(ガス)を設立したほか、今治商業銀行頭取や旧波止浜村長を務めるなど政財界で活躍した。

 波止浜に近い旧波方町で生まれ育った大成さんは、2001年度、02年度に実施された県の近代化遺産調査の中で、波止浜に現存する亀三郎の旧邸を調査。地元でも忘れ去られつつあった亀三郎の業績に興味を持ち、評伝を書けないか模索し始めた。

 だが、亀三郎が1938年に死…

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