新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)専属舞踊団「Noism」(ノイズム)について、中原八一・新潟市長は29日、条件つきで契約を延長し、期限を現行より2年先の2022年8月までとする方針を明らかにした。同日の定例記者会見で「15年間、新潟のために国内外に向けて発信してきた重み、実績などを総合的に判断した」などと理由を説明した。
中原市長は、ノイズムが抱える課題として「地域貢献の活動や国内他館との連携が不十分。予算や労務管理の視点が欠けている」などと指摘。こうした点の改善を契約延長の条件としたことを明らかにし、「ノイズム側も前向きだという報告を受けている」とした。
また、「15年間でこうした検証が行われていれば、これほど多くの問題点は出なかった」とも述べ、市の反省点とした。今後は1年ごとに改善状況を確認するという。
同市は財政再建のため、文化…