【動画】孤立状態が続く順天堂病院=堀英治撮影
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 記録的な大雨が降った九州北部は29日も局地的に激しい雨に見舞われた。佐賀県武雄市では浸水被害を受けた住宅から女性(96)の遺体が見つかり、一連の大雨による死者は3人になった。同県大町町(おおまちちょう)の順天堂病院は周囲の水が引かず、孤立状態が続いている。

 29日の1時間あたりの雨量は山口県萩市で55ミリ、佐賀県唐津市で49ミリ。長崎県壱岐市では48時間雨量が観測史上最多の365・5ミリとなり、気象庁が「50年に1度の記録的な大雨」になったとの情報を出した。

 一方、佐賀県によると、床上・床下浸水は把握できただけで大町町などで計240件。武雄市でも数百件規模にのぼるとしている。

 入院患者ら200人超が一夜を過ごした順天堂病院は、国土交通省がポンプ車で排水したが、周囲の浸水は収まらなかった。佐賀県は30日にも孤立状態を解消したいとしている。

 気象庁によると、30日も前線が九州付近にとどまる見通しのため、30日午後6時までの24時間雨量は、近畿で180ミリ、九州北部と東海で150ミリ、九州南部、北陸、関東甲信で100ミリの予想。県別では熊本で150ミリ、福岡、佐賀、長崎、大分で100ミリと予想されている。