【動画】ケンブリッジ・アナリティカから個人データの一部を入手したデービッド・キャロルさん=牛尾梓撮影
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シンギュラリティーにっぽん

 知らぬ間に集められたデータが人々を「評価」する。就活生が内定を辞退する確率が予想、販売された問題は、ネット利用者の意思とは無関係に個人データが使われてきた現実に、日本も無縁ではないと改めて感じさせた。データが新たな「ルーラー(支配者)」になるのだろうか。(ニューヨーク=牛尾梓

シンギュラリティー:人工知能(AI)が人間を超えるまで技術が進むタイミング。社会が加速度的な変化を遂げることを指すこともある。変化に伴って「見えないルーラー(支配者)」も世界に現れ始めている。

 銃を持つ権利=3

 移民政策=8

 安全保障=7

 10個の政治課題に対し、1から10までの番号がつけられていた。関心の強さでつけた「順位」とみられる。「共和党員の可能性はかなり低い」「投票に行く可能性はかなり高い」との記述もつけられていた。

 米ニューヨーク・マンハッタンにある大学准教授のデービッド・キャロルさん(44)が、自身のパソコン画面で見つめていたファイルは、トランプ氏が勝利した2016年の米大統領選時に自身が「評価」されたデータの一部だ。英国の選挙コンサルティング会社「ケンブリッジ・アナリティカ」(CA)が持っていた。

 この大統領選では、米交流サイトのフェイスブック(FB)から最大8700万人分の個人情報が流出したと問題になった。実名や居住地、趣味や結婚の有無まで登録する人も少なくないFB上に、CAから費用提供を受けた英大学教授が学術目的とした「性格診断アプリ」を設置。アプリを試した人やその友人のデータが抽出され、流用された。

 FB利用者の性格に関するデー…

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