スーツケースの「迷子」なくします 子供用発信器を応用
中島嘉克
パナソニックがスーツケースの紛失を防ぐ小型発信器を開発し、バッグ大手のサムソナイトの商品に取り付けられることになった。スマートフォンによって位置がわかるしくみで、サムソナイトが日本や中国など15カ国で売り出す。
「Seekit(シーキット)」と名付けた発信器は、切手ほどの大きさで3ミリと薄い。キーホルダーのようにスーツケースに取り付けることもでき、専用アプリを入れたスマホへ無線で位置情報を伝える。自分から半径30メートルまではスマホで確認でき、それ以上離れるとスマホと発信器の両方から警告音が鳴る。空港で預ける時などは、音が出ないように手動で設定しておく。
発信器は財布などにも入れておけるため、スーツケース以外の紛失防止でも活用しやすい。パナソニックは今後、協業先を増やして販売網を広げたい考えだ。
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