[PR]

 あおり運転の厳罰化に向けた検討が進んでいます。しかし、あおる側を罰するだけでいいのでしょうか。交通事故問題に詳しい弁護士の高橋裕樹さん(40)は、周囲の運転手を怒らせる「自覚なき違反者」にも目を向けるべきだといいます。

     ◇

 あおり運転の抑止には厳罰化が効果的です。現状では、重大な事故が起こったときには「危険運転致死傷罪」に問えますが、取り締まるためにも「あおり運転罪」の創設が必要だと思います。あおり運転罪がないため、いまは道路交通法の車間距離不保持や、懲役2年以下の暴行罪が適用されています。

論の芽 特集ページ
記事を読んでの感想や、「何だかもやもやする」という意見をぜひお寄せください。胸の奥の思いを言葉にして多様な意見が飛び交う言論空間をつくりませんか。

 一方、飲酒運転の場合、酒気帯び運転なら3年以下の懲役、酒酔い運転なら5年以下の懲役などが科せられます。積極的に危険な運転をするあおり運転は悪質なので、酒酔い運転同様、懲役5年はあってもいい。あおり運転で検挙された人に、アンガーマネジメントなどの講習の受講を義務化してもいいでしょう。

 あおり運転は「犯罪」で、絶対に許されるものではありません。ただ同時に、こうした運転の誘発につながるような違法運転や迷惑運転に対する啓発も、並行して行うべきだと思います。

 片側3車線の高速では1番右は…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら