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 韓国政府関係者は30日、日本政府が7月に韓国向けの輸出手続きを厳格化した半導体関連3品目のうち、半導体洗浄に使う化学物質「フッ化水素」の輸出を許可したと明らかにした。規制強化後のフッ化水素の対韓輸出許可は初めて。

 韓国の業界関係者によると、輸出が認められたのはサムスン電子の注文分。フッ化水素は半導体製造に欠かせず、世界全体に占める日本の生産シェアが高い。3品目のうち半導体基板に塗る感光材の「レジスト」の許可はすでに出ており、2品目の許可となる。

 韓国政府関係者は「韓国は日本に輸出規制の無条件の撤回を要求しており、一喜一憂するような事案ではない」とする。韓国メディアは「日本が許可を出したのは、世界貿易機関(WTO)に提訴された場合、韓国側が主張する『貿易報復論』を弱める措置だ」との専門家の見方を伝えた。日本の経済産業省は事実関係を明らかにしていない。(ソウル=武田肇)