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 特別天然記念物で国の特別史跡の「日光杉並木街道」について、県が保存活用計画を決め、近く国に申請する。認定されれば、倒木防止の処置や枝の伐採などの管理が事後の届け出で済むようになる。

 改正文化財保護法の施行を受けて申請した。これまで現状変更に際して事前に文化庁長官の許可が必要だったが、事後の許可でも構わなくなった。これまで事前手続きに2~3カ月を要し、速やかな安全対策が難しかったという。

 計画では、開発規制がやや弱い「保護地域(B地域)」から開発が規制される「特別保護地域(A地域)」に移行する地域区分の見直しなども検討する。 日光杉並木街道は1625年ごろから48年にかけて松平正綱(1576~1648)によって整備された。そのいきさつを刻んだ当時の「並木寄進碑」も残っている。総延長は30キロを超す。1956年に特別天然記念物に指定された際、約1万7千本の杉があったが、2018年度末には1万2225本まで減ったという。(関根光夫)