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 長野県松本市で開催中の「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」の教育プログラム「子どものための音楽物語」が30日、まつもと市民芸術館で始まった。語り役で出演する俳優のムロツヨシさん(43)が取材に応じ、「学生さんの記憶に少しでも残ってもらえたら」と思いを語った。

 ムロさんが担当するのはプロコフィエフの「ピーターと狼(おおかみ)」の語り。縦9メートル、横14メートルのスクリーンに、少年や小鳥、アヒル、ネコ、おじいさん、オオカミ、ハンターの絵が投影され、オーケストラの演奏に合わせて物語が展開される。招待された観客は県内の中学1年生で、計4公演で57校、約4200人が鑑賞する。

 ムロさんは26日に松本入りし、練習を積んだ。初演を終え、「学生の皆さんの中でやれるのはとても楽しい。どれほど興味があるかわからないけれど、自分も学校行事で演劇を見て将来の選択肢の一つになった。情報は検索できる時代だが、生の音、生の声で空気が動くことを感じてもらえれば」と話した。

 「居酒屋が好き。馬刺しや山賊焼きがおいしい」というムロさん。9月1日の一般向け公演(午後3時)では、若干の立ち見券(千円)があるという。(羽場正浩)