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 ロックフェスで演歌を歌う――。歌手の神野美伽さんはジャンルを超えた挑戦を続け、海外にも活動の場を広げています。デビューから35年、演歌を歌ってきた神野さんに変化が訪れたきっかけは、あるステージで感じた危機感でした。

 細い体全体を使って感情をぶつけるように歌う。リハーサルで、勝新太郎の代表曲「座頭市子守唄」をギター、ドラムと共に。「この3人のときが一番、歌っている実感がありますね」

 ロックバンドTHE COLLECTORSのギター、古市コータロー(55)、The Birthdayのドラムス、クハラカズユキ(50)と組み、3年前からロックフェスに出演。若い音楽ファンの心をつかんできた。

 「演歌を歌う場としてフェスがあるなんて、目からうろこでした。フェスはいま一番大事にしたい場所。私もいま、歌うことをすごく楽しんでいます」

 パンチの効いた歌もたおやかな節回しも聞かせる自在な表現力は、演歌で培われた。

 大阪府貝塚市の出身。18歳で演歌歌手としてデビューし、「男船」や「浪花そだち」がヒット。座長公演も任され、演歌の王道を歩んできた。

 そんなある日、観客の大半が60代以上であることに、ふと不安を覚える。どうすれば若い世代に聴かれるのか。思い悩んだ末、海外に可能性を求めて2014年に単身ニューヨークへ。ライブハウスやジャズクラブにことごとく断られる中、やっと1軒、15分だけ出演OKに。アカペラ(無伴奏)で「リンゴ追分」など数曲を夢中で歌った。

 「私が知る演歌はもっと自由で…

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