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 プロ野球阪神は30日、鳥谷敬内野手(38)と来季の進退について会談したことを明らかにした。谷本修球団本部長が取材に応じ、球団側の意向を伝えた上で、本人の決断を待つ状況であることを説明。鳥谷は同日の巨人戦の前、「自分がどうするのかは全然考えていないです」と話した。

 会談は29日。鳥谷、揚塩健治球団社長、嶌村聡球団副本部長、谷本本部長の4者で話し合いの場が設けられた。今季で5年契約が切れる鳥谷について、谷本本部長は「自分で進退を判断できる数少ないプレーヤー。そこは本人が決める話」とした上で、球団側の考えについては「今の段階でみなさんにしゃべるべきではない」と明言を避けた。一方、この日の試合後、矢野監督は「俺がしゃべれることはない」としながらも「試合に出る日も出ない日もいつも準備して、ベストを尽くしている。当たり前のレベルが高い選手」と評価。さらに、「実績もありながらそういうことをするっていうのは簡単ではないし、(チームの)プラスになっている。監督という立場でいうと、感謝している」と続けた。

 球団は今後も本人と話し合いを続ける方針。この日、谷本本部長らは大阪・野田の阪神電鉄本社を訪れ、藤原崇起オーナーに報告。藤原オーナーは「(球団に)任せている」と話した。

 過去にも、球団は功労者とはシーズン終盤に進退について話し合ってきた。2012年には金本知憲外野手(前監督)と9月2日に会談。金本は熟考の末、12日に引退を表明した。

 鳥谷は03年秋のドラフト自由枠で早大から入団。1年目から遊撃手のレギュラーで活躍し、プロ野球歴代2位の1939試合連続出場も記録。17年には通算2千安打を達成した。16年目の今季は遊撃手のレギュラー奪回をめざしたものの結果が出ず、先発出場は8試合。代打での出場がほとんどで、30日現在、打率2割8厘、本塁打と打点はゼロと振るわない。