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旧三井家下鴨別邸(左京区)

 寺社をはじめ、京都市内には古い木造建築があちこちに残り、見学できるところも多い。その中で、望楼のある外観が特徴的なのが、左京区の「旧三井家下鴨別邸」だ。豪商が造ったという屋敷にはどんな由緒があり、どんな意匠が凝らされているのか、訪ねてみた。

 京阪出町柳駅から世界遺産・下鴨神社(賀茂御祖〈かもみおや〉神社)へ向かう途中、最初に出合う赤い鳥居のそばに旧三井家下鴨別邸がある。

 木造の主屋は約230平方メートル。名前の通り、豪商・三井家当主の隠居所として1880(明治13)年、2・5キロほど南の木屋町に建てられた。三井家の先祖をまつる「顕名霊社(あきなれいしゃ)」が下鴨に移ったのを機に、参拝者の休憩所として移築され、1925(大正14)年に完成した。

 玄関棟はその時の増築だ。中に…

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