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 長野県栄村で、地元を知り尽くす宿の主人と山を登る「宿六登山」が7年ぶりに復活した。仕掛け人は、移住して同村の観光協会で働く白浜彰洋さん(34)。埋もれた観光資源を掘り起こそうと村民を説得し、開催にこぎ着けた。盛況だった7月の初回に続き、今月22日にも開催される。

 7月6日、日本百名山に数えられる苗場山(2145メートル)の山頂付近の山小屋で歓声が沸いた。復活後初めての宿六登山には、県内外の15人が参加。案内役の福原和人さん(57)が参加者といっしょに5合目付近で採った根曲がり竹とサバ缶で作った郷土料理・たけのこ汁を振る舞い、みんなで舌鼓を打った。

 福原さんはふもとで民宿を営み、山岳遭難救助にも約20年携わる「山のプロ」。山頂の湿原では、点在する池塘(ちとう)とよばれる小さな池を前に「池塘の中から伸びる稲のような植物が苗に見えるから苗場山と呼ばれるようになった、ともいわれています」と解説。参加者は「1人で登っていたらできない体験ができた」と満足そうだった。

 元々は、宿の主人を意味する「…

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