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 名古屋市は3日、同市中村区の再開発地区「ささしまライブ」と名古屋駅を結ぶ地下道整備について、今年度から調査を始めることを明らかにした。河村たかし市長が求める「にぎわい創出」や「新駅設置」が実現可能かを調べる。

 9月定例市議会に提案する一般会計補正予算案に、調査費約1500万円を盛り込んだ。市は、地下道に店舗やイベントスペースの導入を検討していることを明らかにし、その配置や規模についても調べる。

 地下道は「笹島交差点」と「下広井町交差点」の南を結ぶ約400メートルに計画されている。ささしまライブが開業した2017年度に完成する予定だったが、河村氏が「地上のにぎわいがなくなる」などとして計画を止め、進出企業などが早期整備を繰り返し求めていた。

 河村氏は6月、名駅南エリアに高さ1千メートルのタワーを建設するなどしてにぎわいを創出することや、地下道の「動く歩道」など快適な移動手段をささしま地区につなげることを条件に、整備を容認する姿勢を示した。また、同地区東側に隣接する名鉄名古屋線やJR東海道線などが通る高架線上に新駅をつくる構想に言及。市は駅を設置する広さが足りないことから事業化を見送っているが、河村氏は「可能だ」と主張している。市は新駅設置について名鉄やJRと具体的な協議をしていないが、現実的に駅の設置が可能かを検討するという。(堀川勝元)