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 近鉄百貨店(大阪市)が、三重県四日市市の専門店ビル「スターアイランド」の運営から、来年2月末で、撤退することが分かった。朝日新聞の取材に、近鉄百貨店は「業績の悪化が理由」と説明している。

 スターアイランドは地上5階・地下1階建てで、延べ床面積約1万4千平方メートル。ファッションや飲食、登山用品店など26店のテナントが入る。

 1988年11月、近鉄グループの駅前開発の一環でオープン。近鉄四日市駅、近鉄百貨店と隣接し、四日市市の繁華街の顔の一つとして親しまれた。2012年には、全館改装も実施した。

 しかし、近年は、三重県北部で、大型ショッピングモールの開業などが続いたうえ、近鉄名古屋線でつながる名古屋駅前の再開発も重なった。撤退の背景には、他店との競争激化などがあると見られる。

 土地と建物を所有する近鉄不動産(大阪市)との契約が来年2月末で切れることを契機として、撤退を決めた。

 近鉄不動産によると、近鉄百貨店撤退後の土地と建物の利用方針は、取り壊しの可能性も含め、未定という。同社広報担当は「駅前という立地条件にふさわしい活用方法を検討していきたい」と話している。(黄澈)