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 映画「旗本退屈男」で俳優の市川右太衛門(うたえもん)(1907~99)が身につけた着物や帯が、京都市右京区太秦の東映京都撮影所に保管されていたことがわかった。国際日本文化研究センター(西京区)の石川肇助教(近代文学)が東映の協力を得て調査し、確認した。10月にパリで開かれる日本の大衆文化に関するシンポジウムで展示される。

 保管されていたのは、50~63年に公開されたシリーズ計20作で、右太衛門演じる早乙女主水之介(もんどのすけ)がまとった着物114枚と帯12本。主水之介は豪華な衣装と「天下御免の向こう傷」の名セリフで知られる。一般家庭にテレビが普及する前の日本映画全盛期に、大衆娯楽として人気を博した。

 着物と帯はすべて京都市出身の日本画家、甲斐庄楠音(かいのしょうただおと)(1894~1978)がデザインした。大きなトビウオやアヤメが描かれたものなど、華やかな色使いが目立つ。甲斐庄はベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した溝口健二監督の「雨月物語」で、風俗・時代考証を手がけた人物だ。石川さんは「大胆なデザインと京都ならではの高度な技術を用いた染めと刺繡(ししゅう)。保存状況もとてもよく、見た瞬間、鳥肌がたった」と言う。

 石川さんによると、右太衛門は…

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