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 防衛省が、ホワイトハッカーと呼ばれるようなサイバー分野の高度人材を発掘するため、民間から広く参加者を募る「コンテスト」を来年度に初めて開催する方針を決めた。サイバー攻撃などの安全保障上の脅威が増すなか、優秀な担い手を民間から探し出す狙いだ。

 この分野をめぐっては、防衛省は2014年に「サイバー防衛隊」を発足。来年度は70人増員して計290人体制にする方針を掲げる。高度な攻撃にも対応できるよう、技量に応じた人材育成を続け、教育システムも強化してきた。

 しかし実際は「自前の育成だけで、必要な人材を質量ともに十分確保するのは難しい側面もある」(幹部)という。そこで、民間などで腕に自信のある人たちに競ってもらう場を設け、安全保障の分野で活躍できそうな人材を探すことにした。

 具体的に検討しているのは、情報セキュリティーの技術を競う「CTF」と呼ばれる競技。実際の腕前を見て、サイバー攻撃に対処したり、攻撃を的確に分析したりする能力を見極める狙いだ。資格の有無でははかれない才能や素質を見いだしやすく、諸外国の軍隊では採り入れているケースが多いという。

 見いだした人材は、職員への採…

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