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 歴代のノーベル賞受賞者が日本の科学力の将来に危機感をあらわにするなか、研究を第一線で支える大学院生は厳しい立場に置かれている。優秀な院生に月20万円を支給する奨励制度があるが、かえって税金の負担やアルバイトの制限が増し、研究に専念することがままならなくなるほどぎりぎりの生活に陥る例も出ている。

 「毎月、家計簿に支出を打ち込むたびに放り出したくなる」

 東京大の博士課程2年の院生(26)は、パソコンで管理する家計簿を見ながらつぶやいた。

 学術論文や学会発表が高く評価され、日本学術振興会の「特別研究員」に採用されて月20万円を受給している。今年度に採用された1785人の倍率は5倍超。終了後は8割が5年以内に常勤の研究職に就いており、研究者を目指す若手の登竜門でもある。

 だが、生活はぎりぎりだ。20…

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