パパイヤ鈴木が考えたリハビリ 「変わる」ことの大切さ
武田耕太
振付師でタレントのパパイヤ鈴木さんが振り付けを担当した「くるのびダンスエクササイズ」(サンマーク出版)が出版されました。原宿リハビリテーション病院(東京都渋谷区)とタッグを組み、自宅でもできるエクササイズが紹介されています。リハビリとダンスの異色のコラボ。そこにどんな思いがこめられているのか、パパイヤ鈴木さんにうかがいました。
「変化」のきっかけに
企画のきっかけは、超高齢社会を迎えるなか、「元気で長生きできる人を増やすために何かできないか」と考えた病院側が、リハビリ医学にもとづいた、より親しみやすく楽しいエクササイズをつくりたいと、パパイヤさんに呼びかける形で実現しました。パパイヤさんもダンスを生かした健康づくりに関心があり、快諾したそうです。
くるのびダンスは、ダンスのなかに含まれる、体幹を「くるくる」回したりひねったり、「のびのび」と伸ばす動作から名付けられました。
脳から足まで全身に効くことを意識し、全部で10種類の動きを1分前後でこなします。
「くるくる1週間」「ねじりチョップ」「はにわステップ」……。ユニークな名前がつけられた動きで、誰でも簡単にできます。
振り付けの専門家であるパパイヤさんと、リハビリの専門家である医療スタッフが2年近くの時間をかけて、話し合いを重ね、完成させました。
意識したことのひとつは、脚…