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 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は演説で、しばしば詩を引用する。8月15日、例年以上に注目を集めた日本統治からの解放を祝う「光復節」の演説でも、「ある詩人」の作品の一節を引き、「誰も揺るがすことができない新しい国を建てよう」と訴えた。

 文氏には、日本の輸出規制で韓国経済が揺るがされているとの不満がある。この引用を聞いた時、私は国民の日本への対抗心を鼓舞する狙いだと受け止めた。

 別の解釈があると知ったのは最近、日韓関係が専門の南基正(ナムキジョン)・ソウル大副教授の話を聞いてからだ。「ある詩人」とは1930年代に東北帝国大学に留学し、韓国の教科書にも作品が載る知性派詩人・金起林(キムギリム)。彼が詩を通じて訴えたのは「国家や民族を超える価値の共有」や「科学技術を通じた世界への貢献」だったという。「反日」などと読むのは浅薄な理解だと教わった。

 東北大には昨年秋、金氏の作品…

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